フィーゴ 欧州サッカー有名人
ポルトガルと言えば欧州でもテクニックに優れた名ドリブラーを輩出するサッカー大国として知られていますが、その系譜はルイス・フィーゴから始まりました。地元リスボンのクラブであるスポルティングでキャリアをスタートさせ、スペインのバルセロナ、レアルマドリード、そしてイタリアのインテルと名門クラブを渡り歩きましたが、全てのクラブでドリブルによって道を切り開いてきたのです。
特にバルセロナでの活躍はめざましく、低迷していた元名門クラブを建て直す働きを見せたのです。そのためファンからも愛されていましたが、2000年に衝撃的な事実が発表されました。バルセロナ最大のライバルクラブである、レアルマドリードに移籍することが決まったのです。バルセロナファンはフィーゴの裏切りとも言える行為を許すことができず、レアルマドリードとの試合でフィーゴがバルセロナのゴール裏近くに来たときには豚の頭を投げつけるほどの行動を起こしました。
しかし、徐々に受け入れられてきたこともあって本来の実力を発揮し、マドリードでも数々のタイトル獲得に貢献しました。その後はインテルに移籍し、得意のドリブルで相手選手を切り裂いていったのです。引退後は国際サッカー連盟の会長選挙に立候補するなど、精力的に活動しています。