デルピエロ 欧州サッカー有名人
イタリアには時折、端正なルックスかつ華麗なプレーを見せる貴公子のようなサッカー選手が生まれます。デルピエロもその一人で、現在では耳にすることがなくなったファンタジスタの一人として欧州で存在感を放っていました。
デルピエロはイタリアの名門であるユベントスを長きにわたって支えた名選手です。ファンタジーあふれるプレイで見るものを魅了し、退屈なサッカーと言われることもあるイタリアのセリエAにおいて異質の輝きを放っていました。ゴールゲッターとしての実力も超一流で、左45度の角度から右足を振り抜けば確実にゴールを決めることから、そのエリアはデルピエロゾーンと呼ばれていたのです。
ユベントスに在籍している間に6度のリーグ優勝を飾り、2006年にはイタリア代表としてワールドカップ優勝にも大きく貢献しました。しかし、そのとき所属クラブであるユベントスに八百長疑惑が持ち上がり、セリエBへの降格を余儀なくされてしまったのです。それでもユベントスに残り、セリエBでの優勝を成し遂げ1年でのセリエA復帰を果たしました。
ユベントスを退団後はオーストラリアとインドでプレーし、現在は引退しています。イタリアはもちろん欧州の歴史に名を残す伝説的選手なのです。
ベッカム 欧州サッカー有名人
デビッド・ベッカムはその端正な容姿によってサッカー界の貴公子として知られていますが、あまりにも美しいルックスのせいでサッカー選手としての評価がかすんでいまい、正当に評価されていないという声も上がるほど実力のあるサッカー選手でした。
ベッカムはイングランドもマンチェスターユナイテッドで、プレミアリーグのデビューを飾り、瞬く間に中心選手に成長しました。およそ十年間にわたる在籍期間のなかで、プレミアリーグ優勝が6回、欧州チャンピオンズリーグ優勝が1回という輝かしい成績を残しているのです。その後、監督との関係が悪化してスペインのレアルマドリードに移籍し、さらに当時では珍しかったアメリカのロサンゼルスギャラクシーに移籍して欧州の舞台から世界規模で活躍する選手になったのです。アメリカのリーグがシーズンオフの間はイタリアのミランに移籍してトップレベルにあることを証明するなど、年を重ねても実力の衰えはありませんでした。
ベッカムのプレイスタイルとして正確無比なクロスが有名ですが、実はピッチ内を走り回ってチームの守備を助けることも日常的に行っていました。ルックスとは異なり、泥臭いプレイも積極的に行っていた伝説的プレイヤーだったのです。
サッカー選手のステータスを決める?気になる報酬の額!
サッカー選手の報酬の大きさについては度々話題に上がりますが、その理由は報酬自体がそのままステータスとなる傾向が強いからです。選手の年俸や報酬などが大きくクローズアップされていました。もはや、その選手の実力を指し示すのが報酬の大きさといっても過言ではありません。
「報酬の大きさにはその選手の実力が正確に反映されているのか?」という疑問の声があがるのも不思議なことではないでしょう。あくまでも、報酬を決めるのは所属するチームであり、明確な算出方法が確立されているわけではないのが現実です。ゴールキーパーやディフェンス、ミッドフィルダーなどポジションによっても、求められる内容が異なるということも念頭に置かなければなりません。ゴールキーパーなら相手チームの得点をいかに阻止できるかが重要ですし、ミッドフィルダーにはゴールを決めることが求められます。これらの個々の選手によって異なる実力とともに重要視されるのが、ファンやサポーターからの人気と言えるでしょう。サッカーもファンやサポーターが応援してくれるからこそ、盛り上がりを見せることになります。「あの選手が見たいからスタジアムに行く」と言わせることができる選手には、多くの報酬が支払われるのも当然のことではないでしょうか。
リオネル・メッシやネイマール、クリスティアーノ・ロナウドなどの桁違いの報酬を稼ぐ選手に共通しているのは、人気実力ともに優れていることです。そして、それが結果として、ステータスにもなっていると言えます。