日本で人気が高い外国人ゴールキーパーは数多くいますが、なかでもサッカーに興味が無い人にも名前が知られていたゴールキーパーというと、オリバーカーン以外にはいません。ゴールキーパー大国として知られるドイツに生まれ、長きにわたって名門クラブであるバイエルンミュンヘンとドイツ代表のゴールマウスを守ってきました。

欧州ではゴールキーパーが人気のポジションですが、オリバーカーンはポジションだけではなくサッカー選手としてのキャラクターでも人気を博した選手でした。ゴールマウスを守る実力はもちろん、キャプテンシーにも優れていてチームを統率するという反面、チームが負けている試合終了間際には相手ゴール前まで攻め上がって手でゴールを決めて退場処分になったこともあります。

また、ピッチを離れるとゴリラに似ているともいわれることがある威圧的な表情をしていますが紳士的な面もあり、子どもとのチャリティーPKでゴールを守ったときは、ゴールが決まった回数に応じて寄付が行われるというルールでありながらも全力で子どものPKを止め、ポケットマネーから寄付金を出したというエピソードもあるほどです。

ドイツは優秀なゴールキーパーを多く輩出していますが、オリバーカーンはその筆頭なのです。